ブラックをつきぬけろ!

いくつものブラック企業を乗り越えてきた男が、 社会で頑張る人の背中を押すブログです。

消えたタイムカード


こんにちは。

 

 

皆さんは飲食店でアルバイトしたことは

ありますか?

 

 

今回は私がダブルワークをしていて

某ファミレスでアルバイトしていた

ときの話。



響き渡る不快音

 

ファミレスは立地にもよるが

時間帯によってものすごく

忙しくなることがある。

 

 

私はそんな中で料理を作ったり

盛り付けたりする業務だった。

 

 

そのファミレスでは

「速さは正義」のような風潮があり、

料理の見た目や出来映えは二の次だった。

 

 

私は他の人が完成させた
ぐちゃぐちゃな料理を見て

よくクレームにならないものだと

不思議に思っていた。

 

 

「ドカーン」

「ガシャーン」

「バキーン」

 

 

これは、調理のフロアで鳴っている音。

誇張ではなく本当にドカーンガシャーン

している。

 

 

いったい何の音か?というと

無造作に皿を並べる音、

そして乱雑に盛り付ける音なのだ。

 

 

私個人的にはこれはアピールの

一種だと思っている。

 

 

「ホラホラ、見て!

わたし頑張ってるでしょ?」

 

「すごいでしょ?

ほめてほめて!」

 

というアピールを

音で表現しているのだ。

 

 

・・・・・。

・・・・・。

・・・・・。

 

 

料理でお客さんに

アピールしろよ。



要するに承認欲求というやつなのだろう。

素早く料理を作ればほめてもらえる。

そういう指示が出ている。

 

 

ちなみに私はというと、

 

 

指示ガン無視。

綺麗に丁寧に

盛り付けして

いましたとさ。

 

 

そんな謎の儀式には興味がありません。

丁寧な仕事をして何が悪い?



報復の始まり

 

とそんなことをしていたら

そんな私の行動をおもしろく

思わなかったのだろう。

 

 

とある日のこと。

 

 

私のタイムカードが

消えた。

 

 

ない。

どこにもない。

出勤時に押したタイムカードが

見当たらない。



なくすはずがない。

確かに定位置に置いたはず。

 

 

終業後、私は焦った。

仕事が終わったのだからタイムカードを

押さなければならないのに、

見当たらないのだ。

 

 

やむを得ない。

実は私がなくしたのかもしれない。

正直に言おう。

 

 

事務所に行って事情を説明しようと

したところに、同じアルバイトの

未成年の人がやってきた。

 

 

「あっ、源二郎さん」

 

「あなたの仕事が遅いので

30分前に私がかわりに

タイムカード押して

おきました。」

 

 

・・・・・。

・・・・・。

・・・・・。

 

 

は?

 

 

ナニソレ。

嫌われているとかのけ者とか

そういう次元の話じゃない。

それはシャレにならなくない?

 

 

バイトじゃ話にならん。

社員だ。

社員を詰める。

 

 

「ああ、これね。」

 

「私のほうから

●●さんに言っておくから。」

 

 

・・・・・。

・・・・・。

・・・・・。

 

 

違う。

そうじゃない。

 

 

30分ごまかされたんだよ。

30分。

ひょっとして注意で済ます気か?

 

 

その時、私は察した。

 

 

コイツの

指示だな。

 

 

社会のルール、物事の分別が

よくわかっていない未成年を利用して

こういうことをさせたんだな。

 

 

社員が表に立ってこういうことをしたら

かなり問題になるので、

よくわかっていない未成年を丸め込んで

自分の手を汚さずに報復したわけだ。

いざとなったらバイトが勝手にやりました、

で逃げる気だな。

 

 

いいですよ。
言うこと聞かないやつは邪魔なんでしょ?

ドカーンガシャーンしないやつは
必要ないんでしょ?

私抜きで好きなだけ儀式に精を出すといいと

思いますよ。


お望みどおり

 

 

光の速さで

辞めてやった。

 

 

関わったら負け


飲食業界とは決してこういうところ

ばかりだと言うつもりはない。

だが、こういう社員がいるのも

事実である。

 

 

私がこの世で最も嫌いなタイプ。

 

 

自分の手を

汚さずに

高いところから

やりたい放題

するやつ。

 

 

これはもうそういう人間なので

関わるだけ無駄。

改善の余地なし。

根っこがそういう人間。

関わったら負け。

 

 



それじゃ。