ブラックをつきぬけろ!

いくつものブラック企業を乗り越えてきた男が、 社会で頑張る人の背中を押すブログです。

食品工場で見たもの

こんにちは。

 

 

フードロス問題とは、食べられるものが

捨てられてしまうことである。

今では社会問題となっており、家庭や企業で

対策が講じられているとされている。



よくポスターやCMなどで呼びかけが
されているが、私は実体験からこの問題に
ついては思うところがある。

衝撃の光景

 

私は食品工場で働いていたことが

あるのだが、当時とある食品工場で

衝撃の光景を目の当たりにした。

 

 

・・・・・。

・・・・・。

・・・・・。

 

 

なんだこれ

 

 

捨てる。

捨てる。

どんどん捨てる。

捨てた量を大会で競っているのでは?

と思われるほどにどんどん捨てる。

 

 

「この食材やっぱり使いませんでしたー。」

 

「あーそう、じゃあ廃棄ね。」

 

 

築かれる食材という名のゴミの山。

この世には知らないほうが幸せなことも

あるのだ。

 

 

これはこの会社が特別なのではない。

日本全国、いや世界中できっと

同じことは起こっている。

 

 

私は確信した。

そうか、フードロス問題というのは

今まで捨てていたものの割合を

家庭や企業で減らそうということではなくて

フードロスの全体の99%はどうしようも

ないことで、残りの1%について何とか
しようという問題だったのだ。

 

言うは易し、行うは難し


私が見てきた限り廃棄すべき食材を
再利用するというのは、口で言うのは
簡単だが色々と面倒なようだ。

 

 

食品を再利用するための手続き、

どれをどのように処理するか、

そのための安全対策はどうするか、

そのためのコストは?

 

 

つまるところ、

食材を捨てた
ほうが
楽だし
金がかからない。

 

 

資本主義という枠組みの中では
食材を捨てたほうが逆にコストカットに
なるし、いいことずくめなのである。

食べられるものを捨てたら違法ねとか
罰則ねという法律はないのだから。

 

 

一応食品ロス削減推進法、

食品リサイクル法といった法律は

あるにはあるようだが、

食品を捨てること自体は違法ではない。

 

 

ざっくりといってしまえば

これらの法律の中身は

 

「フードロスしないように

がんばろうよ!」

 

に過ぎない。

 

 

ザル法とまで言うつもりはないが、

努力目標のようなものである。

 

 

フードロス問題を企業が解決したとしても

誰もお金はくれない。

ほめてくれるだけだ。

ほめられるだけでは従業員は養えない。

本音と建前というやつである。

真のフードロス対策とは

 

もしも国が本気でフードロスに取り組む

意思があるのなら

 

 

捨てていいのは企業ごと年間何トンまでね!

それ以上捨てたら違法ね!

 

 

という法律を作るしかない。

できることからはじめようというのであれば

それこそが小さな一歩である。

 

 

だがおそらく実現はしないであろう。

なぜなら面倒だから。

金がかかるから。

目先の利益こそ人間が抗えない
魔性の力の権化であり、人類最大の
敵なのだ。

会社とは利益をあげることが使命である

以上、どうしても利益を削ることは
後回しである。

 

私の結論


結論は法律である。

法律で企業にやらせるしかないのだ。

もちろん国が企業の利益を奪おうと
いうのだ、猛烈な反発に遭うだろう。

 

 

企業に痛みを、そして国みずからに

痛みを伴わせる覚悟が問われて
いるのである。

 

 

結論を言えば

フードロス

問題とは、

国がどれだけ

本気になるかが

全てである。

 

 

 

 

それじゃ。